2012年に初上演された『そのゆびにぎって』
初演時と同じ配役で2015年再演版に御出演いただく
板倉光隆さん,浅井裕子さん,佐山香織さん,
脚本・演出の山下 由
以上4名による対談です。一体どんな対談なんでしょうか?触りだけ公開しちゃいます!
―では、ゆるっと始めます。よろしくお願いします。
―全然自由に周りの人たちもガヤを入れて下さい。
一同笑い
―今回「そのゆびにぎって」は2012年の再演になるのですが、対談をさせてもらうのは初演の時のメンバーです。再演をやりますよ。と聞いた時にみなさんどう思いましたか?
板倉 どうだったっけ…でもやろうよって話は結構前からしてたんだよね。
山下 そうですね。結構前からもう一度やってみたいなっていうのがありました。書いた当初から題材としてはすごい良かったけれど、まだ当初の執筆のレベルが足りなかったなと思っていて、もう一度ちゃんとした形でやりたいなってのは初演の時からありましたね。すごい良い点もありましたが、Pitymanの公演の中でも課題が多かったと感じた内容・作品だった気がして、もう一度やってみたかった作
品です。
―では、なぜ今回そのゆびにぎってをあえて再演しようと思ったのですか?色々な人との会話の中で決まってきたとは思いますが、
山下 最初に再演しようと思ったのは、先ほどお話した事があったからです。もう一度今の自分だったらどうなるのかな、と思い公演を打とうと決めました。
―なるほど。では公演をやろうと声を掛けられたとき皆さんどう思いましたか?
佐山 私ね、あれかぁーーー、、、ってなりました。
一同笑い
―そのゆびかーーって感じでしたか?
佐山 そうですね。今までPitymanに3本出演させてもらって、毎回毎回テーマは重たいものが多いけど、自分の役回り的にこれが一番しんどかった作品で、これかーーっ と、もちろん好きな作品であったから、やりたいなという気持ちと、これは覚悟しないと出来ないんだよなと思いました。ただ、最初に声をかけてもらった時点で内容が初演の時から結構変わりますというお話だったので、下手したら前にやった私の役自体がなくなるかもと思っていました。全然違う感じなんだと思って来たら、描かれ方は違うけれど、結局同じ役ではありました(笑)
浅井 そうそう、変わるからってすごく言われてたからね。
佐山 テーマはそのままで全然役柄は変えると聞いていましたが、蓋を開けたら7割くらい一緒でした。
―では、浅井さんは再演のお話を聞いたときどう思いましたか?
浅井 はじめてお話聞いた時には…この作品がPitymanに1番最初に出た作品だったので…。
板倉 そうなんだ。
浅井 そうなんです。これが初Pitymanの作品で、間に何作品かあって、由くんとか板倉さんとの関わり方がこの3年間でだいぶ変わったから、前回の時よりは、同じ設定ならより兄妹が濃くなるかもなって思いました。今更だけど…兄妹の設定って変わってないよね?
山下 変わってない変わってない。
板倉 昨日会ったときに話した通りだから。
浅井 そう!昨日稽古休みだったのに、観劇に出かけたら板倉さんがいて、役の事でお茶しました。稽古ない日なのにこの人に会うんだなって…
板倉 うるせぇ(笑)
―では、板倉さんは再演についてどう思いましたか?
板倉 俺ね、Pityman 7本目なんですよ。で、今までずっと楽をしてきて、「そのゆび~」をやる時はちゃんと大変な思いをしなきゃいけないなと思う作品ですね。元々、そろそろやろうよって気持ちもあって。時期的に由くんもやりたいとのことでした。。
―それはポジティブな感じですか?
板倉 ポジティブ!ポジティブ!あの時に由くんは色々と不満を持ってただろうし、みんな色々なことを思っていたかもしれないけど、当時すごく狭い劇場で、でもいい時間が間違いなくあったので、それがあったからPitymanにずっと続けて出演できたのがあったと思ってます。それを超えたいなと思っていたので、願ったり叶ったりといった感じです。
佐山 あと、毎年若手演出家コンクールに出しているじゃないですかPityman。
―そうですね。ここ最近出していますね。
佐山 で、初演の年もコンクールに出してたんですよ。で、この作品が審査対象だったんですよ。けれど、この年は最終にノミネートされなかったんですよ。でも、その次の年からは毎年最終に残っていて、なんか悔しいなーって。なので今年はリベンジだなって感じです。
板倉 評価は遅れてやってくるからね。
一同笑い
…と、
HPで公開するのはここまで!
いかがでしたでしょうか?このあとにもっと作品の内容、作品へ対するそれぞれの想いなど、
様々な話が飛び出しました。
そちらはパンフレットで余すところなく掲載しております。
劇場にてご用意していますので、お楽しみに!